衣類の虫よけ |
大切な衣類は、いつまでも着たいものです。害虫による虫喰いをさけるためには、虫よけがかかせません。 |
■しまう前にクリーニングを! |
衣類に食べこぼしや汗がついたまましまうと格好の餌になってしまいます。 |
■狙われやすいのは動物性繊維! |
害虫はウールなどの動物性繊維を好みますが、他の綿などの繊維も油断してはいけません。 |
■防虫効果は上から下へ! |
気化した防虫剤のガスは空気より重いので上から下へ流れます。防虫剤は必ず上に置いて、たくさん重ねて収納するときは、衣類の間も忘れないでください。 |
■条件が整えば冬でも活動! |
気温が20℃前後のとき害虫は活発ですが、活動の条件さえ整えば活動します。 |
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-防虫剤の種類- |
防虫剤は大きくわけると4種類あります。使用量や用途が異なるので、防虫剤の製剤名や特性を把握しておく必要があります。製剤名はパッケージに表示されています。 |
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▼ナフタリン製剤 防虫効果が高く効果が長く続く。(5〜6ヶ月) |
<使えるもの> 衣類・毛皮・皮革・ひな人形・はく製 |
<使えないもの> 写真・アルバム |
▼パラジクロルベンゼン製剤 |
ウール・綿などの天然繊維から化学繊維まで使用できる。プラスチックの光沢を悪くすることがある。 |
<使えるもの> ウール・シルク・綿・レーヨン・ナイロンなど |
<使えないもの> プラスチック製のもの・ひな人形・合成皮革など |
▼収納製剤 香りがおだやかで、値段は高め。 |
<使えるもの> 着物・和装小物 |
<使えないもの> 頻繁に出し入れする衣類 |
▼ピレスロイド製剤 防虫剤のにおいがなく、他の防虫剤と一緒に使える。 |
<使えるもの> 衣類・皮革・毛皮・写真 |
<使えないもの> 真ちゅうのボタンなど銅を含む製品 |
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-防虫剤は混ぜないで- |
種類の違う防虫剤をいっしょに使うと、とけて衣類にしみを作ってしまいます。ただし、ピレスロイド系製剤は、違う防虫剤とまぜて使っても心配いりません。 |
レタスクラブ生活便利シリーズG 清潔がいちばん ”お洗濯” 1998年3月16日第一刷発行より |